ふと足元の視界が目に入った瞬間

「うおっGだ！」

あの黒くて素早いやつ！

一瞬体が変な動きになります。

あいつが目の前に飛び込んできたら

のけ反りません？

昨日の治療終わりの帰り道に

そんなことがありました。

施術が終わって

そあらを出るのは

21時ころになります。

暗い細い道で、闇に紛れて

たまーにあいつに遭遇するんですよ。

その度にビクッとなるんですが…

昨日はそれっぽい単なる石でした。

暗いと一瞬分からないんですよね。

石だと認識するより前に

この恐怖から逃れようと逃避行動としての

反射が起こります。

これは「扁桃体」という原始的な脳が

引き起こしています。

本能的に刻まれているわけです。

大昔、私たちは常に外敵からのリスクに

さらされて生きていました。

だから生存率を上げるためには

リスクに意識が向いていないと

生き残れないわけです。

それはリスクに注意を向け

悪いことに反応できたからこそ。

私たちの祖先は

そんな危険な世界を生き抜いてきた

リスク回避能力に長けた人たちだということ。

ネガティブで思い出すんですが、

色んなことが心配でしょうがない

という友人がいるんですよね。

新潟の苗場に旅行に行ったのですが

夏なのでみんな半袖。

でも彼は長袖はもちろん

山の天気の急変にも対応できるよう

雨具も持ってきていました。

結果、大雨が降って靴もビシャビシャ

気温も大幅に下がって

非常に大変なことになったのですが

彼としてはなんら動じることもありません。

想定していたことが起きただけなので。

心配性ともいえますが、

それがあるからこそ

先を見通せていました。

夏でもかなり気温が下がるのを

見越した準備。

大事なものが濡れないように

ジップロックまで持ってましたからね。

すごい計画性に感心しました。

あるいはリスク管理ができる

ともいえるわけです。

心配性という力があるから

・先を見通す力

・計画性

・リスク管理

という能力を同時に発揮できたのです。

心配性という存在は

色んなことを教えてくれるんだなと思うわけです。