院長・スタッフ紹介
院長PROFILE
妊娠脈づくりの専門家
院長経歴
- 略歴
-
- 2011年
- 認定不妊カウンセラー取得
新宿に開業
- 2014年
- 現在地へ移転
漢方鍼医会 入門部講師 就任
- 2016年
- 漢方鍼医会 理事 就任
研修部講師 就任
東京漢方鍼医会 学術部部長 就任
- 2018年
- 東京漢方鍼医会 代表 就任
- 所属
- 「東京漢方鍼医会」会員
代表
「日本不妊カウンセリング学会」会員
認定不妊カウンセラー
「日本生殖医学会」会員
- 出身地
- 東京都八王子市
- 誕生日
- 12月28日
「てい鍼」刺さらない鍼をするようになるまで-story-
つらいアレルギー性鼻炎
小学生の頃から、重度のアレルギー性鼻炎でひどく不調な日々を過ごしていました。
教室が少し埃っぽいだけで鼻水くしゃみが止まらなくなったり、そのまま喉や頭が痛くなって熱を出したり…
中学生の頃はその症状がさらに悪くなってしまいました。
陸上部で週6活動して、その後に学習塾にいくという生活で疲れとストレスが症状を悪化させたのかもしれません。
あの時に鼻の粘膜を焼く治療があれば即やっていたでしょうね。
高校の頃になると鼻炎薬を飲むようになって、症状がおさまり大変助かりました。が眠気と喉の渇きがひどかったです。
大学生の頃は耳鼻科で処方してもらった内服薬と点鼻薬を使い、酷い時はステロイドを使っていたので、ステロイドをずっと使わないと症状は抑えられないのかと思いはじめるようになりました。
この頃は2週間に1回は耳鼻科に通院していました。
そんなことがあり、物心ついたときからずっと
「すごく悪いわけじゃないけど不調な体を良くしたい」
「体の不調ってどういうメカニズムで起きるんだろう」
そんなことをよく考えていました。
マニアックな東洋医学に出会う
マッサージの資格は3年間専門学校に通う必要があったので、一度就職をしてから資格を取ろうと決意しました。
3年間勤めた後、晴れて入学することができました。
多くのマッサージの資格を取れる学校は鍼灸の資格も同時に取ることができます。
そして学校によって勉強する内容にも特色があるのですが、私が入学した学校は伝統的な鍼灸を重んじていて、脈診に力を入れていました。
鍼の材質は扱いにくいけど「気」がよく分かるようになるためと銀の鍼を使うという、なんとも東洋医学のディープさプンプンのマニアックさで尖った学校です。
そんな世界なら、自分のどうにもならない鼻炎症状を、こちらの視点からみたら何かできるんじゃないかと感じ、そこで東洋医学の可能性と期待と楽しさにワクワクしてのめり込みました。
脈診による治療は魅力的だが、なぜそうなるのか理由が分からない
が、 「Aという脈だから、Aというツボを使う」 ツボは分かるのですが、どうしてそのツボになるのだろう?という理由・メカニズムがどうしても分からないままでした。
例えば2かける8=16ですよね。答えの16は分かるのですが、何がどうなって16なのか?の説明が不明のままでした。
どうしてそのツボになるのかどうしても理屈が知りたい! ということで、そこを勉強できる場を探し求め、ある学会に出会いました。
そこでは 「古典(聖書の鍼灸版みたいなもの)を元とした鍼灸治療」(脈診は古典に多く記載されており、脈を勉強するには古典を読む必要があります)
「鍼灸治療に病態・病理(病の症状・状態・原因・成り立ち)を理解すること」 「説明できる治療を行うこと」 と標榜していました。
自分が求めていたものが正にここにありました。
まさかの嬉しい誤算 -鍼を刺さない?
鍼は「気」を調整するものなので、刺さずに治療ができるというものです。
古代九鍼といって、鍼には9種類あるのですが、そのうちの一つが、「てい鍼」という刺さない鍼なのです。
鍼灸の学校に入学しておいてなんですが、実は刺されるのが苦手で毎回実技の授業は緊張していました。
だから「刺さずに鍼ができるなんて最高!」と思いました。
確かに小児鍼という赤ちゃんに対しての鍼は、刺す先生は誰も見たことがなかったですし、鍉鍼(ていしん)という刺さない鍼が確立されているので、刺さない鍼で治療することは可能だろうと思いました。
そして外部の先生、この会の顧問の先生が講演で「鍼は深ければ深いほど、浅ければ浅いほど効く」と言っていて、それは一つの真理なのだろうなと感じました。
自分のためにあるような鍼だと思いましたが、刺さずに本当に効くのか?自分にそれができるのか? という疑問と不安はぬぐえませんでした。
不妊治療専門の鍼灸院との出会い
それはこの道に入るキッカケとなった出会い。 資格取得前から鍼灸の臨床の現場で色々と見ておきたかったのです。 しかも、ただ鍼灸であればよいわけではなく、東洋医学を活用した鍼灸の臨床現場を探そうと思いました。
学校では「マッサージの仕事はあるけど鍼灸だけの仕事ってほぼないよ」と話には聞いていました。
そして、本当に見つからない! 東洋医学メインとなると本当に募集がありません。
東洋医学メインの鍼灸院のほとんどは、先生が一人でやっているので募集がないのです。
それでも半年くらい探していた頃でしょうか。 たまたま東京都鍼灸師会という会が主催の勉強会に参加したところ、東洋医学をメインとした先生がスタッフを募集していました。
迷いなく応募し、働かせていただいたのですがそこが妊活を専門とする鍼灸院でした。
そこでは婦人科の西洋医学の勉強が徹底されていました。
ちょっとでも分からないところは先輩を捕まえて聞いていたので、「えー、もうやだ」と嫌がられました。笑
しっかり教えてくれるんですけどね。
鍼灸師の国家資格を取ったらすぐデビューしたかったので、国試の勉強より時間を使いました。
晴れて国試も通り先生として治療も任せてもらえるようになり、最初の1年目は施術することに必死の毎日。
でもその1年目で起きた忘れられないあの出来事。
その患者さんは何度も移植がいかず、最後の移植でした。
緊張しすぎて判定日の前夜は布団の中で、ソワソワ、ソワソワ。2時頃まで寝付けませんでした。
そして翌日
クリニックに通院後にご来院されました。
「先生、陽性でした!」
ほんと、安堵。
正直、嬉しいより先にホッとしました。
そしてどっと力が抜けました。
ずっと緊張してたことに気が付きました。
そして安定期まで通ってくれたある日。
お腹が大きくなっているので、横向きの状態で背中施術をしていました。
そのため顔は見えません。
そのときに「先生、本当にありがとう。」
鍼灸師になってから、いえ、社会人になってから、いやこれまで生きてきて一番の感謝をしていただいたのではないか。
そのときに思いました。
「これが自分の人生でやり続けたいことなんだ」
それから更に妊活の鍼灸を探求し、様々なことを経験させていただき、2011年の3月に開業しました。
院長ごあいさつ
スタッフ紹介
メッセージ
以前私が担当させて頂いた方で体外受精をされている方がいました。
その方は40代で5年以上も不妊治療をされていましたが、なかなか授からず…
「もう不妊治療はやめる」と言われました。
患者さん自身、悲しそうな顔をされていたのを今でも覚えています。
そんな悲しい顔を瞬時に変え、
「だけど身体は良くしていきたいから鍼灸院には通うよ!!」
と笑顔で言ってくださいました。
それから数ヶ月後
自然妊娠されたのです。
涙を浮かべながら報告をしてくださったその方を見て、私自身も涙でいっぱいでした。
決して簡単な道のりではない不妊治療。
沢山辛い経験をし、それでも授かりたいと思っている方は大勢いらっしゃいます。
あなたの妊娠を私は諦めません。
多くの患者さんに笑顔を届けられるよう、最後まで治療させて頂きます。
メッセージ
と涙を流しながら言われていた患者さんがいました。
治療をずっと頑張っておられるのをみていただけ、その言葉に胸が痛みました。
同時にその場でお話いただけたことを嬉しくも思いました。
不妊治療は本来旦那さまと一緒に、おふたりのお子さんをお迎えするための治療ですが、 治療を進めていくと、どうしてもおひとりで悩み苦しまれる方が多いように感じます。
ご妊娠のための身体作りとしてお手伝いさせていただくのに加え、
その心の痛みや苦しみをため込むことなく出しやすいような環境を作ることも大事に考えています。
あなたは充分がんばっています。
どうかご自分を責めないであげてください。
一緒に光のある道を探していきましょう。
メッセージ
思うような結果が出ず上手くいかなかったり、治療の期間が長引けば長引くほど、
この感覚から抜け出せなくなってしまいます。
不妊治療はご家族やご友人にもなかなか相談しづらいことですよね。
落ち込んでいても「平気だよ」と笑顔で涙を隠してしまう…
大好きだったことを心から楽しめない日々が続いている。
ゴールが見えず、どうしようもなく不安な日々を過ごしている頑張り屋さんなあなたへ
もう心の我慢や平気なふりはしなくていいんです。
私はあなたの不安な気持ちに寄り添い、少しでも心が軽くなり妊活できるよう全力でサポートいたします。
メッセージ
これが私自身の不妊治療を通して得たものです。
すぐに授かった人を羨む気持ちがあるので、不妊治療をして良かったと素直に言い切れません。
しかし不妊治療をしなければ私は命の尊さを知ることも体と向き合うことはなかったと断言できます。
「どうして自分ばかりこんな目に合うのだろうか?」
「周りはすぐ妊娠しているのに時間もお金も費やしている私は何故妊娠しない?」
こういった感情を抱くことはごく自然なことです。
不妊治療を経験した私でも皆様の気持ちを「分かります」と言ってしまうことはおこがましいことです。
それでも皆様に少しでも力になれたら嬉しく思います。
当院の治療方法やスタッフについて
当院の治療方法や理念についてより深く知っていただける内容になっておりますので、
是非最後までご覧ください。
東洋医学2,000年の治療方法
診察には、顔色や舌を診る。声や臭いによる診察。問診。脈診、腹診や腕の内側を触って診察する方法等があります。 脈診はその内の一つでしかありません。
しかし、脈診がこれほど重要視されているのは、大変貴重で多くの情報をもたらしてくれるからだといわれています。 「脈診三十年」といい脈診を会得するには、それだけの時間がかかるといわれています。
しかし、昨今ではテクノロジーの発展とともに情報が手に入りやすく伝承技術にも工夫が重ねられ、学ぶ側に熱意さえあれば三十年を必要とせず習得も可能といわれます。
妊娠しやすい身体づくりのために -妊娠脈づくり開発秘話-
かつては妊娠も脈で発見していました。
妊娠時の脈の記載が2,000年前の医書にあるからです。
妊娠しやすい身体とはどうなることなのか、ずっと考えてきた中で気が付いたことがあります。
これまで妊娠された患者様にはある共通点がありました。
それは良い脈になっている。つまり妊娠しやすい脈になっているということです。
そもそも妊娠中の脈とは、少し浮いていて早くて滑らかな脈になります。
やや熱を表す脈です。
つまりそのような身体や脈になることが重要だったのです。
そのため妊娠しやすい身体づくりとは、妊娠脈づくりだということに気が付きました。
東洋医学の側面から「妊娠しやすい身体づくり」を最大限発揮するためには、「妊娠しやすい脈をつくる」ことであるといえます。
妊娠脈づくりの上に、鍼灸の得意とする自律神経/ホルモンバランスを整える鍼。冷え性改善の鍼。そして採卵のための鍼灸、着床鍼灸等で積み上げていきます。
全く痛くない鍼 「刺さない鍼」だからできる治療
駆け出しのころカリスマの先生に言われた一言です。
あまりに名人となると、もはや鍼は刺す刺さないどころか、材質も金属ですらなく、木や紙で治療できてしまうといいます。
実際にそういう先生がいます。
はじめてそれを聞いたときは、鍼のイメージが覆るどころか、深淵過ぎてどういう理屈なのか頭が追いつきませんでした。
かつて「古代九鍼」といって古代より9種類の鍼が伝えられています。
その内の2種類は「刺さない鍼」でした。
なぜ刺さずに効果があるかというと…
東洋医学の思想には「気」というものがあり、「気」が治療において最も重要な概念となっています。
その「気」を調整する医学が東洋医学であり、鍼は気を調整するための道具となります。
鍼治療が形作られた当初から、鍼は刺すことが目的ではなく、「気」を調整して治癒できる身体にしていくことが目的だったからです。
(だからもちろん刺して良いのです。)
そのため、脈を診て刺さない鍼で妊活の身体づくりを行える東京新宿の鍼灸院は当院だけです。
そあら鍼灸院の先生
そしてどんな学びを続けながらどれだけ施術をしているか、学びと経験が大きな要素になるといわれます。
現在の先生達は当院に入職するまでに、異なる治療現場で経験してきた先生であり、入職後も当院だけで5年~14年のキャリアになります。
またスタッフ全員で毎月鍼灸の技術研修会に参加し続けています。
ですが私が一番大切にしているのは、治療院の雰囲気。
おもてなしの心で、ホッと一息つけるような羽を休める場所でありたいと思っています。
そのため、今の先生達はそのスタンスに賛同してくれて、さらに在籍している先生全員で面接をし、全員が一緒に働きたいと思えた場合のみ採用しています。
先生のありようを重視しています。
患者さまの声
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その周期の移植で妊娠・出産。10回目の移植でやっと妊娠できました。
どの先生もとても丁寧で、親身に対応して下さり、印象はとても良かったです!
院内はリラックスできる空間でした。 -
「けして否定しないでくれる点が印象的でした。」
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「私はあなたの妊娠を諦めません」というコメントを見て決めました。
どんな事も否定せず、いつも前向きな気持ちにしてくれました。
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「刺す鍼に抵抗がありましたが、リラックスして治療を受けられました」
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「陰性が続き転院するきっかけとなったのも先生からのアドバイスでした」
気持ちに寄り添う言葉を沢山もらいました。
先生たちが明るい方ばかりなので話をするのが楽しくて良い気分転換にもなりました。
治療や健康についての知識は豊富で趣味や雑談など話を聞きに行くのも楽しみでした。
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院内はリラックスできる空間でした。その周期の移植で妊娠・出産。
10回目の移植でやっと妊娠できました。どの先生もとても丁寧で、親身に対応して下さり、印象はとても良かったです!
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「先の見えない未来に不安を覚え、妊娠力の低下に焦りを感じていました」
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「刺されるのが怖く注射も苦手だったので「刺さない」点がとても魅力的だった。」
アットホームな感じでとても居心地が良く、掃除も行き届いていて院内はとてもきれいです。
先生スタッフの方もとても感じが良く通いやすい。 -
「施術を重ねるごとに脈の変化も感じたりして、その変化を楽しく感じました!」
みなさんとても丁寧で親身で本当に気持ちが安らぐ場所だと思いました!
福田先生も、院長先生も私の話をいつも真剣に聞いて下さり、身体のことも現状や変化を分かりやすく説明してくださいました!
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「私のそあらが好きなところ 私の気持ちを最優先に考えてくれて話を聞いてくれる…」
院内は清潔(ベッドに不織布のシート、消毒液・うがい薬の設置など)で、内装も素敵でした。
先生がたは、施術の技術はもちろんですが、言葉や対応の端々に心がこもっていると感じました。
(雨の日に、濡れてしまった私の靴をドライヤーで乾かしてくださっていたり、体調を気遣ってくださったり・・) 治療中は、人の言葉にイライラしたり悲しんだりしがちだが、先生方との施術中のおしゃべりでは、そういうことは一切なく、むしろ不安や治療の悩みをいつも解消してくださったので、振り返ってみると、私のリラックスできる大切な時間になっていたと感じる。
体外受精についての疑問なども、先生に相談すると解決することが多く、病院では聞きにくいことも聞くことができたので非常にありがたかった。
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「足のむくみがひどかったのですが、足首ができました!主人も驚いていました。」
知人の紹介で通い始めましたが。最初は慣れない「鍼灸院」という場所に不安がありました。
実際に行ってみると、清潔感のあるキレイな内装で、スタッフの方も気さくな方ばかりですぐに不安はなくなり、通うのが楽しみになっていました。
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そあら鍼灸院の良さは、治療の腕もですが、アットホームな温かさだと思います。
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1回目の治療後、次の妊婦健診では逆子が戻っていました。
「こんなに早く結果が出るなんて!」と感激。院内:イメージしていた鍼灸院とは違い、エステサロンのようでビックリ。リラックスできる雰囲気でした。
先生・スタッフの方々:診療・治療がとても丁寧で優しく、心に寄り添うようなご対応を頂きました。
ただひたすら感謝しています!
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産後調子がわるくなったら、元気をもらいにそあらにメンテナンスに行こう、
という心のよりどころがあるだけで、とても気が楽になります -
先生方も共に喜び、悲しんでくださる感じがして、あたたかい雰囲気に包まれていると思います。
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体外受精を10回して結果が出なかった私は、正直自分が妊娠することを半分諦めていました
院内は清潔で、またリラックスできるような固苦しく無い雰囲気だと思いました。
スタッフの方々は、知識がとても豊富で、病院ではとても聞けないような小さな質問から丁寧に答えていただけて、大変心強かったです。
鍼灸院理念
寄りそうことを大切に
心に寄り添った治療を大事にし、具体的な行動規範は以下の通りです。
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1
心と体の負担、先の見えない不安を理解し真摯に取り組みます。
心への負担が大きな不妊治療。薬や通院による身体的な負担。
そしてゴールが見えず常に抱えている不安。
妊活を行うにあたり心配に思う事は多々あることでしょう。
患者さんの負担や不安を理解し、安心して通っていただける鍼灸院づくりを行います。
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2
不妊治療と鍼灸の更なる探求、臨床・研究・情報収集を行います。
西洋医学は日進月歩です。私たちは昨日よりも今日、今日より明日と、進歩する不妊治療や病院情報など、より質の高い情報を提供できるよう努めています。
また不妊鍼灸のため毎月学会や研修会で研鑽を重ね、日々の臨床に活かし続けます。
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3
快適な時間を過ごして頂けるよう、明るく笑顔で対応します。
たとえどれだけ短い滞在時間だとしても、そあら鍼灸院での時間は快適に過ごしいただきたいと思っております。
明るく笑顔の対応を心掛けてまいります。