昨日は毎月参加している東京漢方鍼医会という鍼灸の研修会でした。
毎年4月は総会があります。
今年度は役員の変更があり、
この度代表に就任することとなりました!
1月の会の新年会では、
まるでそんなことも考えることもなく呑気なもの。
が、翌2月に急転直下で代表の話が舞い込んできました。
この3年間は学術部長をさせてもらっていましたが、
まだまだ学術関係をメインにやっていきたい気持ちの方が強く、
正直迷いました。
ただ、20年ほど続いてきた会の代表を引き継ぐことは、
そのポジションだからこそ見える景色や、
経験することで新たな発見も多いだろうと考え至り、
引き受けさせていただくことにしました。
こんな先生達が集まる
この会には、
脈を診て治療をしたいという先生たちが集まってきます。
古典(伝統的な鍼灸治療というような意味合いです)を臨床に結びつけ、
研修をしてゆく団体です。
組織が新しくなる時は、エネルギー値がとても高い状態です。
それを推進力として、
その理念を受け継ぎ、
会のため患者さんのために邁進したいという内容の挨拶をしました。
続いて広報部 副部長に就任した星野先生!
そして会計部 副部長の福田先生
座学
そして総会の後は座学。
今年度から針法として難経70難からです。
今回は70難71難。
私は司会をさせていただきました。
現在の難経のすすめかたは、
『素問』『霊枢』、
難経の注釈書である『難経集注』『難経本義』『難経鉄鑑』『難経古義』『難経本義大鈔』『難経本義諺解』などの本から、
どのような解釈がされてきたのかを参考にしながら、
どう臨床に結びつけていくのかを考えながら研修しています。
(なぜか遠くで笑顔の星野先生と磯野先生)
古典は繰り返し繰り返し読むことで、
臨床へ活かせる気づきが発見できます。
午後は基礎実技(姿勢、祖脈、取穴)の徹底と、
応用実技(モデル患者への治療)となります。
これからの東京漢方鍼医会
東京漢方鍼医会は新たな体制で歩んでいきます。
・脈を診て治療をする
・古典を臨床に活かす
・古典に立脚し、説明のできる治療をする
・診察法から選経選穴までスムーズに行えるようになる
・脈をつくれる鍼ができるようになる
・生きて働いているツボがとれる
・刺さない鍼で治療ができる
こういうことを研修する会です。
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