タイミングをとる時期
結婚1年、基礎体温をつけながら自己流でタイミングをとっている20代の方からの質問です。
「何となく排卵の時期にタイミングをとっているが、正確にいつタイミングをとればいいのかが分かりません。」
状況としては、周期は大体31日で一定、基礎体温は2相性になっているとのこと。
以上のことから、排卵はあると考えてよいでしょう。
実際いつタイミングをとればよいのか?
質問者さんは、いつも大体15日目くらいから体温があがり始め、その頃におりものも増えてくるようです。
(おりものが増えるのは、卵胞からエストロゲンというホルモンが分泌されるためです。排卵が近いと推測できます。またこの時期に排卵チェッカーを使い始めるのもいいでしょう。)
自己流ではピンポイントで排卵日を特定するのは難しいのですが、
この排卵期に排卵する確率が高いので、この間に何度かタイミングをとると良いでしょう
(特に排卵の2日前から排卵までは妊娠しやすい)。
この時は膣と子宮をつなぐ子宮頚管という場所を、精子が通過しやすくなっており、子宮内に入りやすいのです。
しかし排卵をしてしまうと急激に頚管粘液(おりもの)の質が変化し、精子が通過しにくくなるため妊娠しにくくなります。
さいごに
今回の質問者さんの場合、避妊をやめてから1年立ちます。
20代であることを考えると、1周期の妊娠率はどんなに良くても20%ほど。
累積妊娠率といって、妊娠したカップルが何回までに妊娠したかをみる指標があります。
1年12周期、妊娠率20%で計算すると、1年後の累積妊娠率は90%近くになります。
何か原因がないか、そろそろ病院で基礎検査を受けることも一つです。
排卵期における鍼灸治療の目的は、
・おりものの状態を良好にし、子宮頚管を精子が通過しやすくする
・卵管采でのピックアップ機能の促進
です。
お勧めの日は排卵の少し前〜排卵日辺りです。
そして排卵から5日〜6日後を着床に合わせた治療日としてオススメしています。
ご相談はお気軽にください。
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