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妊活お役立ちコラム

2015/03/23

不妊鍼灸

刺さない鍼と不妊鍼灸〜目に見えない世界を信じられる?〜

刺さない鍼で効果があるんですか?


「なんか変なとこ来ちゃったかなー。」

「鍼って刺すものじゃないの?」

「それも鍼なんですか?」


実際いただいた声です。


その通りだと思います。



私もそう思っていましたから!



刺さない鍼で治った

刺さない鍼を始めて実感した時のことを今でも鮮明に覚えています!!


すでに鍼灸師だった当時、

お腹が痛い時に施術してもらった鍼。


それまで5日ほどずっと下痢気味で微妙な腹痛が取れませんでした


自分で治療前にお腹を触ると突っ張って堅いお腹でした。



鍼をしてもらうと

ぐるるるとお腹が動き出したのが分かりました。


「これだけで気が動くのか!」


お腹の突っ張りもとれていました。



その後症状もだいぶ気にならなくなりました。


刺さずに胃腸の動き・働きがアップしたわけです。


刺すのが当たり前だと思っていた私には、

身をもって刺さない鍼の効果を信じた出来事でした!



自分の今後の道を確信するほどに。


そのとき、体の中の働きを高めるこの方法は、

不妊鍼灸にとても適応するのではないかと考えました。




目に見えない「働き」の機能をUPさせる

そもそも「鍼」って一体何に対して鍼をしているのでしょうか?


それは「気」です。


つまり目に見えないものを対象にしています。


簡単にいうと「気」とは「働き」です。

ちょっと信じられない話しになってきたかもしれませんね



例えば坐骨神経痛など「痛み」に対して、

刺して治すという治療ももちろんあります。



これは解剖学的に筋肉刺して、

筋肉を緩めている痛みを取っていると考えれば、

想像しやすいと思います。


一方で鍼を続けていると、

「冷え症が改善される」


「自律神経が整って良く眠れるようになった、リラックスできる」


「免疫力が上がって風邪を引きにくくなった」


「自己治癒力が高まった」


ということがよくあります。




これは一体どういうことなのか?


「冷え」や「免疫力」は目には見えません。


(今は科学が発達して血液検査で数値化できる項目もありますが、大昔には見えていないものです)


それは


「働き」が上がった


「機能」が上がった


いうことです。



どんな「機能」かというと、

体が本来持っている、


「自分で治ろうとする力」が上がったということです。



「働き」というものは「現象」なので、目には見えません。



しかし、確かに「働いて」います。



鍼とはこのような「働き」に対してアプローチしているのです。



その「働き」のことを「気」と呼び、

その「気」を調整するのが鍼となるのです。


だから「気」が調整できれば、

刺して調整しても、刺さないで調整してもいいのです。



特段刺さない鍼は気を動かしやすい。



「気」は誰でも感じることができるものです。



雰囲気、気が効く、やる気、殺気、勇気、元気、気味が悪い、天気、陽気、妖気・・・



「気」という感じがつく言葉は実にバラエティー豊か。




本来、日本人はとても「気」というものを感じ取っていて、大事にしていたのだと思います。


他に感覚で分かるものがあれば・・・




ちょっと実験してみましょう。


どこか素肌に掌を近づけてください・・・


20cm離れたときの感触、

10cm・・

5cm・・

2cm・・

1cmだったらどうでしょうか?


感覚の鋭い人は、より遠くから分かったかもしれません。



触れなくても、近づくと何か感じませんか?



何となくあたたかい、ふわっと何か感じる。モワッ、ヒリヒリ、ビリビリ人によっていろいろだと思います。


この感覚はすでに「気」が作用しているんですね。



遠くしたり近づけたりで違いが出るので、

層になっているイメージです。



断層のような感じです。


だから極端なことを言えば、触らなくても変化を与えることができる。


一番「気」が強く作用する「近さ」はそれぞれ。


断層の一番濃いところが人によって違うイメージでしょうか。



ただ皮膚を貫くと、「気」の層を突き破ってしまうので、

そうなると壊してしまうことになります。



刺してはいけない場合に刺すと、

身体の治ろうとする力を下げ、

力が抜けたように感じたり(心地よいだるさとは違います)、悪くさせます。



この「働き」を察知しないと刺さない鍼はできません。


言い換えると、刺さないから、

体を変えられる治療法ということになります。



機能を上げることで、

冷え解消や体を温かい状態に維持することができ妊娠力を上げることができます。



目に見えない力を上げることが得意なので、刺さない鍼は妊活と相性抜群。



以上のようなことから「刺さないからできること」があり、

「働き」を最大限上げる方法が妊娠率を上げるためのポイントだと考えています。






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この記事の著作者

院長 松本 敏樹

不妊カウンセリング学会 認定不妊カウンセラー
一般社団法人「日本生殖医学会」会員
妊活コーチ/妊活コーチング
東京漢方鍼医会 代表

より詳しい内容はこちらをクリックしてご覧ください。
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