あなたのお腹は、硬いお腹でしょうか、
それとも柔らかくてふっくらしたお腹でしょうか?
お腹が硬いと思われた方は目を通していただきたいと思います。
東洋医学では不妊症になりやすいタイプの一つに、
「血(おけつ)」が原因であると言われることがあります。
下腹部が硬いお腹は、
「血」というものがあるために、
妊娠しにくいということが考えられます。
このお腹が硬さが何かというと、
血の停滞
です。
血が停滞して潤いも少なくなってしまい冷えて、
硬くなったようなイメージです。
ドロドロした血ですね。
例えば、火山が噴火して溶岩が流れ出てきたとします。
流れているときは赤く熱があるので、
ドロドロして粘性があるにしても流れることはできている。
それが冷えると、ガッチガチに固まります。
この場合は冷えて固まった状態がお血と思ってください
(熱を持った状態もありますが割愛します)。
そうすると骨盤内の血流も悪く、
子宮や卵巣に血流が流れていないことが予想されます。
原因
・手術をしたことがある・月経不順
・流産
・打撲
・飲食の偏り
等
気持ちの面で言うと、
発散しきれていないストレスもそうです。
気が滅入って気分が鬱々として気のめぐりが悪くなり、
次第に血のめぐりも悪くなるのです。
症状
・肩こり・イライラ
・冷え
・便秘
・生理の量が減ってきた
等が出ます。
何故このような症状が出るかというと、
慢性になると段々冷えてきて硬くなってくるのです。
(ちょっと専門的になりますが、この様なお血を「陰実」といいます。内側は熱を持っているということを示しています。)
そのため症状としては冷えがあるものの、
内側には少し熱が残っていて便秘しやすいのです。
その熱があちこちに行くのですが、
例えば肩に行けば「肩こり」、
腰に行けば「腰痛」を訴えるといった具合です。
お血の硬いお腹を柔らかくする鍼灸
この慢性的な血の治療は、
停滞・充満している血を解消するため、
血を流す治療になります。
ただし上記の様な症状が出ていても、
血の少ない人にも出るので、
症状だけでは診断できないのですが脈診で判別ができます。
・流して停滞を解消したいのか