真夏は妊娠しにくい?
「真夏は妊娠率が下がりますか?」
2015/08/20
不妊鍼灸
「真夏は妊娠率が下がりますか?」
と聞かれることがあります。
「こんなに極端に暑いんじゃ妊娠にも悪いんじゃないか」
「暑過ぎて習慣にしていたウォーキングもできない」
「汗をかきすぎて消耗するし、食事も簡単なものになりがちで大丈夫かなあ」
こんな風に心配になってしまうのも無理はありません。
「脈とお身体がしっかり整っていれば、真夏でも大丈夫ですよ」
とお答えしています。
これは外的な環境の変化によって悪い影響を受けてしまうのかどうかです。
人間が大きく受ける外的な影響とは、季節の気候の変化によるものです。
ex
暑い夏で体調が悪い。
寒い冬で動く気がなくなるなど…
(参考:「呼吸器疾患」講義 妊活にも共通するツボ選びのコツ 外的環境による病気の原因についての記事です)
治療中に「季節によって体に受ける影響も違いますよ」と、
お話をすることがあります。
実は夏と冬では脈も身体がまったく違います。
同じ気温20度でも感覚は違いませんか?
季節によって乾燥のしやすさも違うのではないでしょうか。
例えば、
夏の体は、毛穴は開き発散しやすい状態に変わり、熱射病などの熱がこもって出てしまうことを防いでいます。
夏の季節に対応できる身体は、
しっかり発散できる身体です。
発散することで冷ましています。
しかし、暑いのに汗がかけないというのは、季節に対応できていない身体ということになります。
そのため夏は発散できる身体が妊娠しやすい身体と言い換えていいでしょう。
季節によって体が変わるのです。
季節によって脈や身体が違うので、妊娠しやすい体づくりには、
季節のことを考えた方がより効果的です。
食べ物で言えば、夏に旬のものや、暑い地方で取れるものは冷ます作用があります。
季節に合った身体になり、摂取できるエネルギーも高いのです。
身体を温めなければ!と
温めるものを食べるのは逆効果になりかねないということですね。
人間は大自然の一部なので、季節に合わせた生活を送ることが、人間の機能を一番発揮できることにつながるのです。
季節の暑い・寒いなどが、良くも悪くも体に何かしらの影響を与えているのです。
妊娠しやすい身体は季節に順応しています。
季節の恵みをたくさん受けて体にエネルギーをいただきましょう!!
発散でき汗のかける体にしましょう。
正しく季節を過ごせると、妊娠力を発揮できる体になれます!
そのための妊娠しやすい脈づくり身体づくり、セルフケアをお伝えします。
生活に密接なものなので、ぜひ色々と聞いて下さいね。
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