今日移植したときに病院で「着床するかどうかは卵の質で決まる」と言われました。
「卵の質以外の要素は関係しないのですか?」
と質問がありました。
(・過去に妊娠週数がわりと進んでいるところまでいっていた経験
・卵の質を重視している病院での移植だった
・過去に別の病院での検診で、お腹の血流が悪と言われたことがあった
そのために卵の質以外にも要素があるのではないかと思い出た質問です)
卵以外にも関係あるんじゃないのかなと思うのも、何ら不思議ではありません。
着床に関して卵の質が重要なのは間違いありません。
しかしそれ以外の要素も関わってきます。
例えば子宮環境。
これはホルモン値や内膜の厚さが関係します。
移植できる子宮環境としては、
ホルモン値や内膜の厚さをクリアする必要があります。
しかし着床のメカニズムは明確になっていないため、
詳細な検査といっても病院によって対応はそれぞれです。
※繰り返し着床しない時には、
これ以上の詳細な検査をする事もあります
{2019年時点では慢性子宮内膜炎の検査やERA(エラ)、EMMA(エマ)、ALICE(アリス)検査などを行う}。
鍼灸で冷えを解消し血流を促して内膜を厚くさせて、ホルモンバランスを整える
鍼灸で冷えを解消し血流を促して内膜を厚くさせて、
ホルモンバランスを整えることは効果的でしょう。
内膜やホルモン値等の基本的な要件をクリアしていたとして、
当院では他にこんなことを考えています。
そあらの行う着床鍼灸の考え −東洋医学の視点だからできるサポートをします−
「脈とお腹が柔らかくふっくらしていて弾力がある」
そんなお腹になると、うまくいく率が高くなる。
そもそもまず妊娠しやすい状態とはどういう状態か?
東洋医学では妊娠している脈というものがあります。
「妊娠しやすい状態とは、この妊娠しやすい脈に近づくこと」。
そして脈の状態とお腹の状態は一緒です。
脈が堅ければお腹も堅い。
妊娠中の脈になっていれば、
妊娠中のお腹です。
妊娠しやすい脈は、
妊娠しやすいお腹
つまり「お腹の状態が柔らかくふっくらしていて弾力がある」状態です。
これが内膜の厚さと、
ホルモン値をクリアした上で、
着床率を上げるための妊娠しやすい身体づくりと考えられます。
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