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妊活お役立ちコラム

2017/09/12

不妊鍼灸

不妊鍼灸のペース 月1回しか受けられないけど効果ある?

患者様と同じく妊活真っ盛り。


どのような鍼灸治療で妊娠しやすくなるか、

日常生活ではどのように過ごせばいいか。


公私共に研究中です。



当院では初診の時に、


・どれぐらいの期間で妊娠出来たらと考えているか。

・そのためにはどのくらいのペースで鍼灸治療に通えるか、


などご相談させていただいております。



その方の体調にもよりますが、

当院では週1、2回の定期的な治療をベースにしています。


その上で時間・お金など患者様のご都合に合わせた治療ペースを考えます。


しかし、週1回来られる方と月1回来られる方ですと、

鍼灸治療の効果はかなり変わってしまいます。



月一回では効果が出ないのかと諦めず相談してほしい

では月1回しか鍼灸治療を取り入れられない場合は、

鍼灸治療を取り入れる意味はないのでしょうか?


そんな事はありません。


そこで鍼灸治療は月1回が限度の方へ提案したい事は


自宅妊活(セルフケア)


ご自身で妊娠しやすい体作りのために、

生活習慣の見直し・改善のご提案です。



ご自身での自宅妊活(セルフケア)はとても大事ですし、

正しいケアをしていけば確実に体は変わります。


鍼灸治療は月に1回なので、

それだけで妊娠しやすいお体に変える事は正直難しい事も。


そのため、妊活のメインは自宅妊活になります。


月1回の鍼灸治療は自宅妊活を、


より効果的にするための特別なメンテナンス。



そしてセルフケアの方向性が間違っていないか、


お話しを伺い、脈やお腹を見て判断します。



当院で週1回を推奨しているため、


「鍼灸治療の回数は極力少なくして自分の力で整えたいです。」


とは言いにくいかもしれません。



しかし、「月一回では効果が出ないのか」


と諦めず相談していただけたらと思います!




ケース1:月一回のペースを崩さず治療を受ける+セルフケアをしっかり行う

ここで当院に通われていた患者様で、

月1回のペースで鍼灸治療を受けられた患者様を紹介させていただきます。


こちらの患者様は不妊ももちろんですが、

頭痛・肩痛・腰痛など常に痛みに悩まされていました。


眠りが浅いため日中の眠気に悩み、

強めの栄養ドリンクを必須。


これらも合わせて治療したいが、

月1回しか通えないとの事でした。


これだけ強い症状の場合、

本来は週1回のペースで治療したいところですが、

それは難しい。



そのため当院では

「月1回の治療ペースでいいけど、

必ず続けてほしい。


『週1回来られないなら鍼灸治療は意味がない』


とは思わず治療を続けてください。


また治療ができない分、

家でのお灸を欠かさずお願いします。」

とお話ししました。



治療を受けてから体の変化を実感していただけ、

不妊治療への意欲が湧いていたので、

家でのケアを増やしてもらいました。



栄養ドリンクは一時しのぎの興奮剤なので、

今後も少しずつ量を減らしていきましょうと伝えました。



また初回は「お灸に慣れる」という事で家でのお灸は最小限に留めましたが、


2回目の通院から本来やっていただきたい量まで増やしてもらいました。



その後も毎月必ず鍼灸治療に来ていただいた所、

体の痛みは激減し顔色が明るくなり表情も豊かになりました。



その頃妊娠が分かり、

妊娠中も鍼灸治療を続けられ、

安定期に入ってからは安産の為の鍼灸へと移行しました。



患者様自身、

体調のケアが不妊治療に直結する事に驚かれていました。




ケース2:唯一の話を理解してもらえる場

また別の患者様ですが、

病院には行っておらずタイミングで治療中でした。


不妊治療の悩みを周りはおろか母親に話しても理解されず、

ご主人も熱心というほどでなく、

話す場自体がなく、

おつらいお思いをされていました。


唯一の話を理解してもらえる場であり、

定期的な心のリフレッシュと頭の整理ができて、

月一回の来院の時が貴重な時間になったとのことでした。


患者様が出来る事、

当院で出来る事をしっかり話し合い、

妊活計画を立て実行する事が重要です。


お体のケアの1番のポイントは「継続」


勿論週1回定期的に治療を受けた上で、

自宅妊活を頑張られるともっとも効果が高く、

最短で妊娠への力はつくでしょう。


しかしそれが難しいならば、

一番継続しやすい方法を考えて、

オーダーメイドの妊活計画をたててまいりましょう!



まとめ

・鍼灸治療は週1、2回定期的な治療がお勧め。


・週1、2回が難しいようだったら自宅妊活を積極的に取り入れ実行する。





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この記事の著作者

院長 松本 敏樹

不妊カウンセリング学会 認定不妊カウンセラー
一般社団法人「日本生殖医学会」会員
妊活コーチ/妊活コーチング
東京漢方鍼医会 代表

より詳しい内容はこちらをクリックしてご覧ください。
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