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妊活お役立ちコラム

2021/11/27

おうち妊活

筋トレ女子も気を付けよう!体脂肪と不妊について!


「筋肉は裏切らない!」

こんな言葉出るほど、筋トレが流行りを越えて定番となっていますね。

昔は筋トレと言えば男性がするものでしたが、今ではインスタグラムで「#筋トレ女子」と検索すると309万件の投稿がありました。(2021年11月現在)


当院でも院長は筋トレ好きになりましたし、著者・楠本もスポーツジムに通っていた時期もありました(今は諸事情により退会しています…涙…)


そんな筋トレ女子が増えた事で
「筋肉が少ない痩せた体」よりも「筋肉がついた引き締まった体」が綺麗という考えが増えたように思います。



確かにトレーニングで有名なインスタグラマーが公開した体重を見ると40s台の方が少ないように思います。



しかし、気になるのは体脂肪。
鍛え上げた結果、体脂肪が16〜18%の方も多くいるようです。


体重が少ないと不妊のリスクが高まる事をご存じな方は多いと思いますが、体脂肪が低いと不妊のリスクが高まります。




今回はBMIが低くなくても体脂肪が低い場合、どう不妊と関わるかお話していきます。



【妊娠と体脂肪について】


高い体脂肪はもちろん、低くても妊孕性に影響します。
では体脂肪と妊娠しやすさはどのように関係あるのでしょうか?


脂肪が少ないと体が飢餓状態と判断し、脳から卵胞を育てる指令が送られなくなります。
そのため排卵障害が起きてしまうのです。


また、女性ホルモンであるエストロゲンは卵巣以外からも分泌されています。

6割は卵巣からですが、残りは脂肪から分泌されています。
脂肪が少ないとエストロゲンの分泌が減ってしまうのです。


エストロゲンが少ないと内膜とおりものに影響します。
内膜が厚くならないと着床しにくくなり、おりものが増えないと精子が膣を通りにくくなり、妊娠しにくくなってしまいます。



ではどれくらい体脂肪があった方がいいのでしょうか?

体脂肪率が17%を切ると半数の人が月経不順になるとされています。

妊娠を希望している場合、理想の体脂肪率は22%。

少なくとも20%はあるといいです。



【患者様の経験・著者の経験】



〔プロにみてもらい、トレーニングに励んだ患者様〕


当院に通われていた患者様でも筋トレに励んだ結果、排卵障害に悩まれた方はいらっしゃいました。

その患者様は過去、ダイエットのためにトレーニングをされていました。
トレーナーの方がつき、食事制限と運動をして体重を落としましたがその後、生理不順になってしまいました。


しかも1番痩せていた時に比べて体重が5s戻ったものの、今でも生理不順が続いています。


排卵を促すためにクロミッドを飲むと内膜が薄くなる。
注射をすると卵がたくさんできてしまう。
ジレンマが続いてしまいました。


「自己流ではなく、プロに見てもらったのに生理不順になってしまってとても悔しいです」

そんな言葉を漏らしていた事が非情に印象的でした。


〔著者がスポーツジムで言われた言葉〕

最初にも書きましたが、著者・楠本もスポーツジムに通っていた経験があります。

目的はダイエット。

ただし、筋肉をしっかりつけて痩せたいと思いカウンセリングでその旨を伝えました。
そこで聞かれた事は目標の体脂肪率。


トレーナーさんから

スキニージーンズが似合うような体型を目指すなら体脂肪率は10%台が目標になります。ただし、その場合生理に影響が出る可能性があります。

こう言われ、非常に驚きました。

この事は予め言っていただけて助かりました。

私は妊娠も希望していましたし、スキニージーンズにも興味が無かったので22%を目標としました。
(目標達成できませんでした…涙)



しかし未婚の方で妊娠に対してまだピンとこない。
スキニージーンズが大好きで似合う体型になりたい!

そんな方は体脂肪10%台を目指したくなるでしょう。


ただし、繰り返しお伝えします。

筋肉をつけて体重があるから大丈夫!ではありません。

体脂肪が少ないと生理不順を引き起こし、将来の妊娠にも影響します。

体脂肪率20%をキープできるように心がけましょう。



【最後に】

昨今の体を鍛える風潮、私は大歓迎です。
鍛え上げられた体を見ると男女ともに惚れ惚れします。

昔は綺麗になる=体重を落とすという傾向がありましたが、今は皆様しっかり運動されています。

筋肉をしっかりつける事でインスリン抵抗性が生じにくくなり妊娠にもいい影響を与えます。


ただし、適度な脂肪をつけることも筋肉をつける事と同様に大事です。

「体脂肪率10%台じゃないと太って見える!」と考える方もいらっしゃるでしょう。
(楠本からすれば遠い世界ですが…)
もし体脂肪率が20%で太く見えるようなら、姿勢などに改善の余地があるかもしれません。

是非適度な脂肪をつけた上で筋肉をつけ、綺麗で妊娠しやすい身体になりましょう!!


この記事の著作者

院長 松本 敏樹

不妊カウンセリング学会 認定不妊カウンセラー
一般社団法人「日本生殖医学会」会員
妊活コーチ/妊活コーチング
東京漢方鍼医会 代表

より詳しい内容はこちらをクリックしてご覧ください。
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