「1人目の時より早くつわりが来てしまい、常に気持ちが悪く、寝てばかりの日々。
毎晩、辛くて、終わりの見えないつわりに泣いていました。」
先日、妊娠初期のつわりで、
口に食べ物を入れている時ときだけが幸せという症状で初診の患者様が来られました。
鍼も初めてだったとのことですが、
あまりのつらさに、
できることはしてみたかったとのこと。
つわりのつらさは経験した人にしか分からないつらいものと言われています。
私は男なのでつわりのつらさを体験することがありませんが、
子どもの頃から車酔いがひどく、
また胃腸炎に対してもめっぽう弱いです。
体調不良で気持ち悪いのが一番きつい…
だからほんの少しは気持ちが分かる気がしています。
二日酔いでも、車酔いでも気持ち悪くなった人には人一倍やさしさをみせます(笑)
だから悪阻は少しでも楽に過ごせればと心底思っています。
それが何週間も続くなんて地獄のようです。
何とか楽に過ごすことができないものか…
実はつわりに鍼灸は相性がいいのです。
そあらで行っているつわりの鍼灸には3つの特長があります
1.脈診によって症状に合ったツボを見つけます
2.ご自宅でも治療のフォローができます
3.刺さらない鍼なので、妊娠中の鍼灸も安心して受けられます
妊娠初期の鍼について気になる方は、
をご覧ください。
M さん(40代前半/女性)の口コミ
この口コミは過去に@コスメの口コミで投稿いただいたものです。
1人目を出産して10年、現在2人目を妊娠中。
1人目の時より早くつわりが来てしまい、常に気持ちが悪く、寝てばかりの日々。
毎晩、辛くて、終わりの見えないつわりに泣いていました。
このままでは精神的にも参ってしまうと思い、何か方法はないものかとネットで調べ、この鍼灸院を見つけました。
妊娠中に鍼灸って良いのかなぁと少々不安も感じながら伺ったところ
院長先生の丁寧な対応と的確な治療に着いた時はふらふらだった私も、吐き気が大分楽になり、もっと早く出会いたかったと思ってしまう程。
自宅で出来るお灸を教えていただき吐き気が来る度にお灸をしていました。
3日目に入るころには大分楽になり、お灸の回数も1.2回になっていました。
本日2度目の診察、胃痛と体力の回復をお願いしました
鍼治療とお灸で胃痛が楽になりました。
本日も、胃痛に効くお灸セットをいただいて来たので、自宅でも頑張ります。
本当に有難いです。
家族も私の回復を見て喜んでいます。
通うたびに良くなっていくので毎回伺うのが楽しみです。
つわりで悩んでいる方がいらしたら一度伺ってみてはいかがでしょうか本当に楽になりますよ
そあら鍼灸院からのご返信
M様
この度はご来院されること自体が大変な中いらしていただき、ありがとうございます。
最初はとてもつわりがおつらそうだなと感じました。
そしてお子さまへ手がかけられなくなってしまうと、余計いやになってしまいますよね。
妊娠中に鍼と聞くと躊躇してしまうと思いますが、それほどのしんどさだったのだろうとお察しします。そんな不安な中、来ていただきありがとうございます。
当初ご家族の方も妊娠中に鍼をすることは心配だったかと思いますが、
刺さない鍼とご妊娠中に気をつけるポイントを考慮し丁寧に診させていただいております。
Mさんの治療では、とっても特徴的な脈が出ていたのが印象的でした。
治療後、ご家族の方にも喜んでいただけて本当に良かったです。
ご本人様とその周りの方にまで喜んでいただけることは、鍼灸師冥利に尽きます!
これからもよろしくお願いいたします。
2回目に来院された時に、
前回の治療後のことを伺ってみると、
アレから一度も吐いていないとのこと!
初診日から13日経っていますが、
あれから吐いてしまったのは突発的な一回のみのようです。
少しでも日常を取り戻せるように
なかなか家のことができないと、
精神的に参ってしまうと思うのも無理はありません。
治療の回数を重ねるにつれて、Mさんの笑顔が増えていったことが印象的です。
ご家族もMさんの回復を見て喜んでいただけて、
とても嬉しいです。
つわりが改善することで、
もうひどい気持ち悪さに悩まされることなく
家のことやお仕事を行える日常を取り戻すことができます。
つわりでお困りだったらご相談ください。
興味のある方へ −Mさんのつわりの鍼灸治療−
つわりといっても症状は人それぞれ。
つわりの鍼灸治療も、
体の状態によって治療方法(使うツボ)は異なります。
今回も特徴的な脈と症状が出ていました。
どんな治療をしたのか専門的な話ですが、ごく簡単にまとめます。
興味のある方は読んでみてください。
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5月某日は季節で言うと夏です(立夏以降は夏です。2019年は5月6日が立夏)。
夏は暑いため熱を持つ季節です。
東洋医学では、心(しん)という臓器が旺盛になります。
夏の脈は浮いているのが良いのです(温かい空気が上昇するように、人の体も夏の熱の影響で脈が浮く)
実際に脈を診ると、
やや浮いていて柔らかすぎて緩い脈が出ていました。
この脈は胃腸症状やだるさ、横になっていたいという症状が出やすい脈。
確認してみると、その通りだとおしゃっていました。
『難経』という医学古典書では緩い脈(緩脈)の場合、
味覚に特徴が出ると書いてあります。
また夏に出やすい洪脈という脈を打っています。
洪脈というのは脈の打つリズムに特徴があります。
脈の来るときがすばやく、去る時が衰えるような打ち方で、
鶏が足を挙げて歩く様なリズムの打ち方です。
脈診では指の当たる部位によって診ている臓が違うのですが、
今回は心の位置に特に「緩脈と洪脈」が出ていました。
(心の位置とは、患者さんの左手の一番手首側の位置です。)
『難経』から考えると苦い味に変化が表れるはずです。
実際に聞いてみると、
「口が苦い」
古典の通りありました!!
このような診察所見からツボはすぐ決まり、
肘にある「小海」というツボを使いました。
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大事なのことは、身体の状態によってツボは変わるということです。
身体に表れている状態(反応)とは、
症状、季節(暑い寒い湿度が高い等)や感情の変化など、
体の内面や環境の影響なども反応として表れているのです。
人それぞれ身体の状態が異なるので、
つわりの症状だから〇〇のツボを使うという決まりがありません。
患者さんの表している状態に合わせたツボが一番有効です。
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