妊活お役立ちコラム
2025/01/02
不妊鍼灸
妊活の新常識「妊娠報告48%UPの秘訣」鍼灸×コーチングがもたらす効果
より妊娠率が高まる施術が受けられる。
それが妊活鍼灸の最重要ポイントではないでしょうか。
常に技術を磨き妊娠の可能性が高まることが、私たちの役目ともなります。
2024年の妊娠数は135名でした。
9年前の2015年は妊娠報告が134名でありほぼ同じ人数となります。
刺さない鍼で、
- ・自律神経を整える
- ・血流の改善
- ・妊娠脈づくり
と行っていること変わらないものの
ほぼ同じ妊娠報告数ではありますが、相当な変化があります。
初診で来られた人数が
2015年は382人
2024年は260人
単純計算としては妊娠率が48%上がったということになります。
382名初診の方を施術したとすると、単純計算では198名の妊娠となります。
再現性が重要なので、この記事ではなぜ妊娠率が上がったのかを考察しています。
妊活鍼灸×コーチング
1.鍼の技術
9年間の技術力のUPはもちろん、学会で講師や理事、学術部長、代表と担う役割の変化があったことが非常に大きなレベルUPとなりました。
教えるという立場になり、分かっているつもりではいられない状況となりそれが大きな技術力UPとなりました。
2.胚移植直前直後の着床鍼灸
特化した鍼灸のコースとして、着床の日だけに使うツボによる着床鍼があります。
その着床鍼をこれまでは「移植直前」に行っていました。
2017年から胚移植直前直後に着床鍼灸を行うようになり、移植あたりの妊娠率が36.1%(日本産婦人科学会のARTデータブック2022記載の妊娠率)58.6%となりました。
移植日当日のスケジュール|胚盤胞移植直前直後の着床鍼灸
胚盤胞移植のおすすめの着床鍼灸の日は移植日当日です。論文に胚移植前後の着床鍼灸を受けたグループの方が鍼灸を受けていないグループより妊娠率が高いとある。当院でも移植直前直後の着床鍼による結果は、妊娠率:58.6%、妊娠された方の平均年齢39.2歳となります。11時台は移植の方が受けられるよう移植優先枠としております。
3.移植直前のリラックスづくりの着床鍼灸
3つ目に、血流を促進し緊張を和らげ自律神経が安定するように、移植直前に深いリラックスをつくる鍼灸を行います。(院長オリジナル施術)
下記8.で詳述します。
補足-移植鍼灸-
移植に向けての鍼灸の根本は、着床鍼をすることも大事ですが、移植までの身体づくりを行うことです。
3回以下より4-6回の身体づくりを行う方が、妊娠率が36.1%が51.6%となることが分かりました。
胚移植までに4回以上の鍼灸が効果的!妊娠率がアップする理由とスケジュール
妊娠するかどうかを胚の状態に重きを置く傾向がありますが、胚だけで妊娠できるか決まるわけではありません。当院の患者様では4回以上鍼灸治療に通われた方の方が妊娠率が高くなっています。移植を控えた方の治療スケジュールやどうして妊娠率が高くなるか解説します。
4.美女ハリ
頭痛や不眠、イライラ、冷えのぼせ等の症状を多く見ます。
足が冷えて頭に熱が多い状態ですが、その反対の「頭寒足熱」という状態が妊娠しやすい身体といえます。
美女ハリとはそあら式の美容鍼ですが、実は頭痛や不眠、イライラ、冷えのぼせ等を解消し「頭寒足熱」することで妊娠しやすい身体づくりをしながら美容もできるという、妊活の鍼灸にぴったりのアプローチができるようになりました
(頭の熱症状が多くない方は受ける必要はありません。)。
(まもなく記事UPします)
5.カウンセリング/コーチング
カウンセリングに関してはこれまでに全くない観点から現在は行うようになりました。
かつては
- ・情報を伺うこと
- ・お話を聞く
- ・疑問にお答えする
- ・やったほうがいいこと、必要だと思われることのアドバイス
を行っていましたが、現在は、「情報を伺うこと」は患者様のための時間ではないなと思うようになり、だいぶ減りました。
「やったほうがいいこと、必要だと思われることのアドバイス」は今思うと、正論だとしても受け取れない、あるいは不要なアドバイスも多かったのではないかと感じるところです。
現在はカウンセリングにコーチングを取り入れることにより、未来への方向性、変化の実感の作り方が、これまでとは全く違うアプローチとなりました。
未来のイメージができるということです。
メルマガでカウンセリングやコーチングのことはちょくちょく書いているのですが、参考として一つ挙げておきます。
妊活に必要なのは傾聴?アドバイス?それとももっと違うもの?
話を聞いて欲しい時は傾聴が合うでしょうし、答えが欲しい場合はアドバイス型が合うかもしれませんね。また一回のカウンセリングの中でも進む展開によって必要なものは変わってきます。そのため傾聴だけ、アドバイスだけということにはなりません。そしてアドバイス型は、望んでいない場合は受け入れ難いものがあるかもしれません。
関連して問診の考え方も変わりました。
6.問診
通常問診とは治療のための情報収集ですが、それに加え、どのように身体が改善するのか実感が伴いやすくなる問診が多くなりました。
問診はあまり記事にしてこなかったのですが、例えば「痛み」も表現一つで扱い方が大きく変わります。
メルマガで近い記事はこちらです。
妊活鍼灸ではオノマトペの表現で、身体の変化を大きく変えられる
「ズキズキ」とか「ガンガン」このようなな言葉をオノマトペと言います。痛みでも状態でも感情でもオノマトペで微妙な変化を表現することができます。言葉での描写よりずっと伝わったりします。そのためオノマトペを治療で使うことで改善率を上げることができます。
また無意識を問診に取り入れることもするようになりました。
近い記事はこれでしょうか。
施術もカウンセリングも見る角度で見えるものが変わる
実は無意識に動いている小さな動き(右手が左手を撫でているとか)というものはとても多くそれが自分につながる何かを教えてくれたりします。見えるものが変わると違う道や選択肢が見えてくる。だからこそ施術もカウンセリング/コーチングも「観察」が大切になります。
こちらは「観察」がメインテーマになっています。
時間軸で言えば、言葉を発する一歩手前の段階。
それにより問診の内容も変わります。
7.栄養カウンセリング
また栄養学の視点からのカウンセリングも行うようになりました。
例えば、「たんぱく質」が妊活には重要とよくいわれますが、ただ摂取すればいいわけではありません。
たんぱく質一つとっても、
・なぜ妊活にたんぱく質が重要なのか?
・どんなたんぱく質がいいのか?
・吸収しやすい摂り方は?摂取するタイミングは?
・吸収が悪い場合は何からスタートすべきか?代わりにまず摂ったほうがいいものは?
などが関わってきます。
とりわけまずは三大栄養素(脂質・タンパク質・糖質)が重要です。
そしてビタミンやミネラルです。(それを合わせて五大栄養素)
「このサプリを摂ると良い」というものは惹かれるものがあります。
しかしなぜ一般的に「バランスのいい食事が重要」と言われるのかは、サプリメントが「近道」となるのは、まずは基礎の栄養がしっかりしていることが必要です。
なぜなら三大栄養素が不足していると、サプリメントを摂取しても十分に効果が発揮されないからです。
土台が重要です。
その土台が三大栄養素になるので、「バランスのいい食事が重要」となります。
その土台をしっかりさせた上で、サプリを加えることでその効果を発揮できるようになります。
栄養素に関してはこれまで記事にしてこなかったので、来年は栄養学の記事にも力を入れようと思います。
8.HPM催眠鍼灸(エリクソン催眠)
催眠と聞くと怪しいと感じると思います。
私もそうでした。「ヤバそうだから近寄らない方がいい」と思っていました。
ショーで行うようなエンターテイメントの催眠術と、心理療法であるエリクソン催眠の違いが分かっていなかったからなのですが。
エリクソン催眠とはアメリカの精神科医・心理療法家であるミルトン・エリクソンが確立したものです。
それをものすごく端的に一言で表すならば、
催眠は「集中したリラックス状態」
効果としては
深いリラックスを得ることで、ストレスや不安が軽減されます。
無意識のレベルで変化や痛みに対する感受性を変化があります。
例えば、それを応用したのが3.の「移植直前のリラックスづくりの着床鍼灸」です。
「移植直前のリラックスづくりの着床鍼灸」を受けられ妊娠された患者様の声です。
患者様の声
施術を受けていかがだったでしょうか。どんな問題で困っていたか、また移植を迎えるにあたってお身体の具体的な変化、気づき、お気持ち、期待等の変化などいかがだったでしょうか。
はじめは、うつ伏せになり松本先生の言葉を心の中で繰り返していたのですが、途中から体の力が抜けてきて起きてはいるのに半分意識がないような感覚になり、終わった時には知らない間に強張っていた身体がとてもリラックスしているのがわかりました。
いつも移植は毎回そわそわしてしまい、移植後の30分の安静時間もスマホを見たり目が覚めてしまっていたのですが、リラックス状態が続いていたのか目をつぶってしっかり休むことができました。
その後もすっきりしていて心地よかったです。
この施術は受けてみないと伝えるのが難しい施術かもしれません。どんな方が合う、あるいはどんな方にお勧めできるでしょうか。
毎回移植の時は緊張すると言う方は、ココロとカラダをほぐして移植に挑むことができると思います。
この施術もメルマガで少し紹介したことがあります。
妊活に大切なすごくリラックスモードに入る鍼灸治療
この施術をすごく簡単に一言でいうとめっちゃリラックスモードに入る施術。これはトランスに入るという意識が通常とは異なる状態なんですが、いつもの鍼灸治療に比べると異空間に感じるかもしれません。それだけにここでしか受けられない鍼灸治療となっています。
その代表的なものが3つ目の「移植直前のリラックスづくりの着床鍼灸」です。
さいごに
どのようなツボを使うかで身体の変化の仕方が変わります。
そして血流の促進など妊娠しやすい身体への施術によるアプローチがとても重要です。
さらにそれを効果的に行っていくための施術。
そして身体が変わる要素は施術だけではなく、マインドセットや身体の作り方、またどんな栄養状態なのか・また摂取すべきもの、また吸収できているのかなどカウンセリングやコーチングによって補強していけるもの。
それらいくつものアプローチによって、妊娠率は高まっていくものだということが分かりました。
人はそれぞれ異なります。
そのため効果的なアプローチもそれぞれ。
あなたに合うアプローチは何か?
それを判別しながら進めていくことが重要です。
■■【妊娠しやすい身体づくりの方式と不妊鍼灸3本柱】◆◆
数万例超の臨床実績から導き出した方式
〔①不妊鍼灸3本柱×②不妊カウンセリング×③おうち妊活〕
・不妊鍼灸3本柱(「妊娠脈づくり」「刺さない鍼」「鍼灸おすすめ日」)
・不妊カウンセリング(「妊活情報/クリニック選び」「認活」)
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