おすすめの頻度は週1回
基本的には「週1回」の頻度が良いです。
東洋医学的には
「妊娠しやすい身体」
のベースをしっかり作ることが目的となります。
何千人と見さえていただいた経験から、
目標とする良い身体の状態の基準があります。
その状態に早く近づけてあげることがポイントです。
「妊娠しやすい身体」は徐々につくられます
鍼灸治療を受けた後は、
お腹も柔らかさが出て良い状態に改善します。
少し良い方向に向くのです。
しかし一回では変わりきらないので、
また体が以前の状態に戻ろうとします。
従って1度鍼灸治療を受けただけでは、
まだ妊娠しやすい力は備わっていません。
治療をしてよい方向に向いた身体が、
徐々に元の状態に戻ってくる。
そこで身体が戻りきる前にまた鍼灸治療を受けると、
前回の状態よりベースが少し上がります。
ジグザグしながら徐々に右肩上がりに上がるイメージで、
身体づくりのベースが作られます。
(上の図Aを参照)
ここで間隔を空け過ぎてしまうと、
右肩上がりに上がりにくくなります(図のB)。
Aの上がり方かBの上がり方かの差が出ます。
そのため週1回の頻度が効果的です。
採卵前や移植前など周期によっては、
治療の間隔を少し詰めていただくとさらに効果的です。
体づくりは一回だけ治療すればすぐに効果が表れる性質のものではありません。
慢性的な症状が一回で全快しないように、
体づくりは1回受ければ完了というものではありません。
スポーツでいえば、
トレーニングを一日だけではなく、
継続してトレーニングをする必要があることと似ています。
(例えば患者さんによっては頻度が10日に1回でも大丈夫な場合もあります。
また、治療を重ねるにつれて良い状態をキープできるようになれば、頻度を空けることもあります。)