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妊活お役立ちコラム

2022/06/03

おうち妊活

卵質をよくするために。卵子の老化防止には○○がおすすめ!!

多くの妊活をされている方が気にしているもの 
それは甘いもの




食べたい…


特に女性は、甘いもの好きな方は多いのではないでしょうか。


先日患者さんと話していると
「やっぱり甘いものはたくさん摂ると良くないですよね?」と聞かれました。



妊活中は甘いものをあまり摂ってはいけないという話を聞きますが、
実はそうではありません!!






血糖値の急上昇
細胞にダメージを与えるAGEsが増える事が良くない原因なのです。

(糖の種類によって血糖値の上がりやすさは変わるのですが、今回は過剰摂取に限定して説明します)



では、
血糖値が急上昇することでの何が身体に起こっているのか?
AGEsはどんなもので妊活にどう影響するのか?
簡単に説明します。


糖が体に与える変化


糖質は、エネルギー源として最も多く利用され、摂取してから最も早くエネルギーに変わる即効性のある栄養素です。

このエネルギーが脳や身体を動かす力となります。



しかし取り過ぎてしまうと、吸収された糖が高くなり、急に高血糖の状態となります。

高血糖を脳が感知すると、次はインスリンを分泌し血糖値を下げようと働きかけます。

この血糖の上がり下がりを自律神経が調節しているのですが、急激な変動はイライラや不眠、だるさ・頭痛等、自律神経を乱すことにつながってしまいます。


また、余分な糖と体内にあるタンパク質が結合し、そのタンパク質は変性・劣化してしまい、AGEs(終末糖化産物)という物質になります。

AGEsは細胞にダメージを与え、蓄積すると老化の原因物質となり、脳梗塞・認知症・心筋梗塞・白内障・骨粗しょう症など引き起こすと言われています。


そのAGEsですが、卵子にも影響すると論文でも発表されています。



AGEs汚染は体外受精と胚移植の妊娠率に影響する可能性がある。




卵胞液中のAGEsが多いほど、採卵数受精卵数、良好胚数、受精率、良好胚率低下。

また、採卵数が7個未満の女性の卵胞液中のAGEsは、それ以上採卵できた女性のAGEsと比べて多かった

という結果が出ています。


他にも、妊娠したことのある方と妊活をされている(着床したことのない)方を比較すると、妊活をされている方は血中AGEs数値が優位に高かった
という結果も出ています。


そのため過剰な糖質の摂取は妊活にとっても、身体の健康にとっても控えた方が望ましいです



そんなこと言っても
「甘いもの大好き!!疲れている時は少しくらい食べたい」
と思う方もいらっしゃると思います。


それに妊活中は色々なストレスがかかってくるので、少しでも発散してもらいたいと私自身も思います。



過剰な糖質が良くないだけで、絶対食べてはいけない訳ではありません!!


食べる時の工夫によって、血糖値のコントロールが可能となります。



血糖値の上がりをゆるやかにしてくれる物質は〇〇!!


先程、糖を取りすぎると血糖値が急に上がり、インスリンが分泌し急に下がることで自律神経を乱しやすいとお伝えしました。

しかし、急に血糖値が上がらなければ自律神経の乱れを起こしにくくなります。



実は、血糖値の上がりをゆるやかにしてくれる食材があるのです。

それは「食物繊維」です。



食物繊維を先に摂取することで糖分の消化吸収をゆるやかにしてくれる働きがあります。


一番血糖値の変動があるのが3食の食事です。
そんな食事を俗に言われている「食べ順ダイエット」で血糖値のコントロールが出来るようになります。





「食べ順ダイエット」とは、食べる順番を

「野菜→汁物→肉や魚→ご飯やパン」

といったように糖質の少ない食品から食べるだけのダイエット方です。



この食べ順ダイエットも同じように食物繊維を先に摂る事で、血糖値の上がりをゆるやかにしてくれるのです。


【食べ順ダイエット方法】



血糖値の上がりがゆるやかな分、下がるのもゆるやかになる為、お腹が満たされている時間が長くなります。


すると、また食べたいという欲求が落ち着きバカ喰いも緩和されます。



他にも、ついつい食べてしまうのが仕事の合間ですよね。

患者さんと話していても「少し小腹がすいた時に食べちゃうのよ」と言っている方が多いように思います。


仕事の合間なので、食事みたいに色々なものを食べている暇はありません。


そんな時は甘いものを食べる前に

「アーモンド」を食べましょう!



実は、アーモンドはナッツの中でも食物繊維豊富に含まれています。

またアーモンドの中に含まれている脂質、これも血糖値の上がりをゆるやかにする働きがあります。

そのため甘いものを食べる前に2〜3粒良く噛んで食べてあげましょう。
(食べすぎると食物繊維が多くなりすぎて逆に便秘になってしまう場合もあるため、1日15〜20粒を目安にしてください)




食物繊維がオススメとお話ししてきましたが、食物繊維を摂れば甘いものをいっぱい食べて良いという訳ではありません。



あくまでも食物繊維は血糖値の上がりをゆるやかにしてくれる作用があるという事です。


この話を患者さんに話して実践してくれた方がこんな事をおっしゃって下さいました。

「この話を聞いて、意識して食物繊維やアーモンドを摂るようになったら、便がするする出るようになってお腹の張りがだいぶ減ったのよ。しかも体重も減って身体が軽い!!


ほんの数週間で色々な身体の変化が起こり始めていました。
実際にお腹の硬さ少し緩和されていました。

この患者さん自身もその変化がとても嬉しかったようで、精神的にも前向きになりウォーキングなどの運動をはじめられました。



なかなか精神的な負担が多い妊活。
さらに甘いものが好きなのに食べてはいけないというストレスでイライラし、食べたら食べたで後悔をしてしまう。


甘いものは絶対に食べてはいけない訳ではありません。

食べる時に少し工夫をする事で、この精神的な負担や身体にかかるダメージが減り、身体に良い変化が起こるはずです。


一人で抱え込まず、困った時にはご相談ください。



この記事の著作者

院長 松本 敏樹

不妊カウンセリング学会 認定不妊カウンセラー
一般社団法人「日本生殖医学会」会員
妊活コーチ/妊活コーチング
東京漢方鍼医会 代表

より詳しい内容はこちらをクリックしてご覧ください。
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