妊活お役立ちコラム
2025/02/12
不妊治療解説
DHEAとは?妊活におけるサプリの効果と副作用

当院に通われる患者様から
「何かお勧めのサプリはありますか?」
と聞かれることがあります。
採卵がなかなかうまくいかない時に「何か自分にできることはないか」と考えた時に、サプリメントの摂取を検討する方もいらっしゃいます。
そこから派生して「ここに通っている人でDHEA飲んでる人はいますか?」とも質問が。
今回はこのDHEAについて解説します。
- 1. DHEAとは?
- 2.DHEAの不妊治療に対する効果
- 2-1 どうしてDHEAが卵胞の発育に関係する?
- 2-2 DHEAとミトコンドリアの関係
- 2-3 DHEAで老化防止?
- 3. DHEAを購入するには?
- 3-1 DHEAの副作用は?
- 3-2 DHEAはどんな人に向く?
- 4. まとめ
DHEAとは?

DHEAは略称であり、正式名称はデヒドロエピアンドロステロンです。
副腎や卵巣から分泌され、男性ホルモンであるテストステロンやアンドロゲン、女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンなどの原料となります。
このDHEAは加齢と共に分泌量が減少してしまいます。
海外ではサプリメントとして販売されており、若返り・ダイエット、滋養強壮など様々な効果がうたわれています。
一方、日本では医薬品と指定されているためサプリメント(食品)として扱うことはできません。
DHEAの不妊治療に対する効果
ではDHEAと不妊治療にはどのような関係があるのでしょうか?
DHEAは以下の点から不妊治療に有効とされています。
- ・男性ホルモン作用により、小さな卵胞の発育を促す。
- ・抗酸化作用による老化を防ぐ
- ・ミトコンドリアの機能を促進させる
これらの効果から不妊治療に有効と考えられています。
どうしてDHEAが卵胞の発育に関係する?
卵胞の発育に男性ホルモンが関係すると言ってもなかなかピンとこない方もいるかもしれません。
生理中の内診で見える卵胞は胞状卵胞といいますが、その前段階の前胞状卵胞が胞状卵胞まで成長するために必要なホルモンが男性ホルモンであるテストステロンです。
また、卵子の在庫を測るAMHは前胞状卵胞から分泌されるホルモンであるため、低AMHの方にもDHEAは勧められています。
AMHについてはこちらで詳しく解説しています。
DHEAとミトコンドリアの関係
ミトコンドリアとは細胞が働くエネルギーを作る発電所のようなものです。
卵子にはたくさんのエネルギーが必要とされます。
卵子がエネルギー不足だと働きが悪くなり、染色体異常のある胚が増えてしまいます。
DHEAがミトコンドリアの働きを促進させることができるため、卵胞内のエネルギー産生を助けると言われています。
卵子とミトコンドリアについてはこちらで詳しく解説しています。
DHEAで老化防止?
DHEAは若返りをうたわれていますが、どうしてでしょうか?
DHEAは抗ストレスホルモンです。
ストレスを感じると身を守るためにコルチゾールというホルモンが分泌されて、血糖値が上昇します。
その時に活性酸素も発生し、身体を錆びつかせて老化を促進させてしまいます。
DHEAはこの働きに対抗します。
DHEAの抗酸化作用により、卵子や精子の働きを促進することができます。
卵子の老化についてはこちらで解説しています。
卵子老化のサインってある?卵子の老化が加速する原因。
妊娠できるかどうかは残念ながら年齢が大きく影響します。自分の卵子が老化しているか確認することがお勧めです。
DHEAを購入するには?

上記で述べたようにDHEAは日本では医薬品とされています。
そのため、食品の一つとして取り扱われるサプリメントは日本での販売が認められません。
そして、医薬品としても国内で製造もされていません。
そのため、DHEAのサプリメントを購入する場合は医師から購入する必要があります。
DHEAのサプリメントは個人輸入で入手可能という意見もありますが、日本では「未承認医薬品」という扱いのため、医師でないと輸入はできません。
また、商品によっては安全性が確立されていない商品もありますので、医師から処方してもらうことが安全といえます。
DHEAの副作用は?
DHEAは以下の方にはお勧めしません。
- ・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
- ・乳がん、前立腺がんなど、性ホルモンが増殖する疾患
- ・肝機能障害の既往
- ・妊娠中、授乳中
多嚢胞性卵巣症候群の人は元々男性ホルモンが多いため、DHEAを飲むと悪化する可能性があります。
また、男性ホルモンが作用するために以下の副作用がでることがあります。
- ・多毛
- ・肌荒れ
- ・脂汗
DHEAはどんな人に向く?
DHEAは以下の方に特にお勧めとなります。
- ・AMHが低い人
- ・卵巣機能が低下している人
上記で述べたように前胞状卵胞が生理中に内診で見える胞状卵胞まで成長するのに必要なホルモンがテストステロンです。
卵子の数を測るAMHはこの前胞状卵胞から分泌されます。
DHEAによって男性ホルモンが補充されるため、低AMHの人や採卵できる数が少ない人にはDHEAが効果的と言えます。
また、DHEAには卵子のエネルギー産生の促進や老化防止の効果がありますので卵巣の機能低下に悩む人にもDHEAが適応と考えられます。
まとめ

DHEAは海外ではサプリメントとして販売していますが、DHEAは性ホルモンの1つです。
効果があり、妊娠に至った方も大勢いますが、効果が強い物には副作用など注意も必要です。
個人輸入で購入できるという意見もありますが、信頼できる医療機関で購入することがお勧めになります。
医師としっかり連携をとった上で、妊娠に向けてのアプローチが大切になります。
また、当院での鍼灸治療でも一緒に妊娠に向けてのお手伝いができたらと思っています。
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