03-6908-6744
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-13-7 タカラビル2F

妊活お役立ちコラム

2022/01/22

おうち妊活

妊活中もお酒を飲んでもいい?!飲んで良いとされる量は?

こんにちは!!

そあら鍼灸院の福田です。




「妊活中はお酒飲まないに越したことはなのだろうけど、実際は飲んでもいいの?」

「お酒大好きだけど、妊活中だから飲めない

「禁酒のせいでストレスたまる」

 

 

お酒好きな方であれば、飲めないとなると気が沈んでしまう方も多いのではないでしょうか。

 


実際のところ、

妊活中はお酒を飲んではいけない訳ではありません。

 

 

では、妊活中の飲酒がよくないと言われている理由はどんなことが考えられるのでしょうか。

 

 

 

いつくらいから影響するのか?

 

妊娠したらお酒は控えた方がいいと言われています。


理由としてはお酒が胎児に影響を及ぼし、

中枢神経障害や顔面奇形などの障害が出る可能性があるからです。


 

量に関してはこれ以下の飲酒量であれば胎児に影響がないという安全量確立されていません。

そのため、妊娠が分かった時点で禁酒をするのがベストという事となります。

 

 


そしたら妊活中も禁酒した方が良いのではないか?



 



先程もお伝えした通り、アルコールの安全量や飲酒時期が確立されていない為、ここまで飲んで良いとは言えません。

 


しかし

病院では体外受精などの移植後には飲酒を控えた方が良いとしていますが、

それより前の時期の飲酒は規制されていません。


 

そのため移植前や採卵周期の飲酒は絶対にダメではありません。

 

 


妊活中の飲酒についての論文をご紹介します。


 

女性のアルコールによる生殖医能力への有害な影響のメカニズムは知られていません。

マウスでの研究は、アルコールが卵胞の成長に影響を及ぼし、受精卵の分割を阻害し、

染色体の分離を妨害し、胚の変性を促進し、着床または胚の孵化を損なう可能性があることを示しています。

また、理論的にはアルコールが卵胞を育てるホルモンであるゴナドトロピンの肝代謝や排泄に影響を与えた場合、

卵胞の成長とそれに続くエストロゲンレベルが変化する可能性があることが示唆されています。

 

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4487775/

 

 

詳しくはこちらをご覧下さい

http://www.ivf-ibaraki.or.jp/20210207/3957.html【小塙医院:不妊Q&A

 

 

こちらでは、男女ともにアルコールは不妊のリスクになる可能性があるとしています。

 

 

 

 

しかし一方では

 

14単位未満の飲酒であれば、妊娠力の低下は確認さなかった

というデンマークの論文もあります。

 

1単位とは

・ビール:330mL(缶ビール1本)

・ワイン:120mL(グラス1杯)

・蒸留酒:20mL

 


ビールやグラスワインであれば1日に12杯程度であれば問題ないという結論です。

 


しかも週に14単位以上の飲酒は妊娠しやすさのわずかな低下だったという事です。

 


注意点として

週の14単位以上の飲酒の女性の割合は全体の1.2%に過ぎなかったことから、

この結果の受け止めには注意を要すると指摘しています。


 

https://www.kubota-clinic.info/blog/2020/2382/【くぼたクリニック:お酒を飲むと妊娠しづらいの?】

 

 


以上より

112杯程度であれば、


飲酒してない人との妊娠しやすさは差がないと発表しているものもあります。

 

 

 

鍼灸での考え方




私は、ここまで幅広い結果が出るのも、

飲む人自身の体質や飲酒の種類によって変わってくるからなのではないかと思います。

 


今回ピックアップしたお酒も種類によって身体に起こす作用が変わってきます。


・身体を冷やしやすい:ビール、ウイスキー、焼酎

・身体を温める:日本酒、紹興酒、ブランデー、赤ワイン

 



良くビールを飲まれる方は手足の冷えが起こりやすくなります。

またアルコールを摂取することで胃腸の負担が強くなり、むくみなど起こしている場合も多いです。

 


内臓の不調は身体全体の流れが悪くなってしまい、卵巣や子宮にも影響を起こしやすいです。

 

 

 

そんな事を言っても、お酒が好きな方は大勢いらっしゃると思います。


当院に通われている患者さんでも、お酒を飲んでストレス発散させる‼︎とおっしゃっている方もいらっしゃいます。

 

 

妊活のために禁酒をすることがあまりにもストレスが溜まってしまうのであれば、

私としては大量でなければ

アルコールを飲んでも良いのではないかと思っております。


 

具体的な量としては

色々な文献を拝見したところ


排卵期より前の低温期でしたら、

週に4杯程度の量だとそこまで影響は少ないのではないかと思われます。

(排卵時期や排卵後の高温期では着床している可能性があるため、減らした方が良いです)

 

 

お酒も日本酒などの種類や適量であれば、

血流の促進脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが下がるというデータもあります。

 


 

妊活中のストレス発散やリフレッシュすることはとても大事です。



そのため妊活とお酒の付き合い方を知る事で、

心理的身体の負担はだいぶ違うのではないかと思います。


この記事の著作者

院長 松本 敏樹

不妊カウンセリング学会 認定不妊カウンセラー
一般社団法人「日本生殖医学会」会員
妊活コーチ/妊活コーチング
東京漢方鍼医会 代表

より詳しい内容はこちらをクリックしてご覧ください。
■■【妊娠しやすい身体づくりの方式と不妊鍼灸3本柱】◆◆
数万例超の臨床実績から導き出した方式
〔①不妊鍼灸3本柱×②不妊カウンセリング×③おうち妊活〕

・不妊鍼灸3本柱(「妊娠脈づくり」「刺さない鍼」「鍼灸おすすめ日」)
・不妊カウンセリング(「妊活情報/クリニック選び」「認活」)
・おうち妊活(「妊娠力アップおうち妊活プログラム」)


東京都新宿区西新宿7-13-7 タカラビル2F

◆◆* *・ ♪・・♪*・ *・♪*♪* ・*・ * ・*・ ・ ♪・♪■■
妊娠体質になる15日間メール講座

一覧へ戻る

この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます